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講演会【御代替わりと大嘗祭】

2019.09.06 新着情報

誉田屋源兵衛特別展
小石丸と麻世妙の世界


同時開催
特別講演会
「御代替わりと大嘗祭」
特別展示
「十二単と束帯」

と き 91415:00~

ところ 「練」~LEN~
大阪市中央区谷町6-17-43

※事前にご予約の方を優先とさせて頂きます。

ご予約TEL : 06-6781-2815
ネットからのご予約はコチラ


お屋敷再生複合ショップ「練」~LEN~

「練」は登録有形文化財「小森家住宅」に造られたユニークな商業施設です。
蔵の歴史は江戸時代にさかのぼり、柱にはこの建物が建造されたと思われる文化8年(1811年)の年号が記されています。
当時、小森家の家業は晒蝋の製造。蔵の別の柱には「晒蝋」という文字も見られます。晒蝋とはハゼの実から抽出した生蝋を天日に干して漂白したもので、蝋燭やびん付けなどの原料として広く用いられました。
江戸時代は動物や植物の油を使った行灯が主な照明器具で、蝋燭はまだまだ高価であったものの、提灯での夜間の外出を容易にし、遊郭など夜の街の繁栄を支えたという一面もありそうです。
明治に入って鎖国が解け、西洋からランプが輸入されると、日本国内の蝋燭の需要は急速に減退してしまったようですが、その一方で、海外では「Japan wax」の名称で評価が高まり、日本の特産物としてパリ万博にも出品されたといわれています。
母屋は大正11年から昭和の初めにかけて建てられた数寄屋風の建物です。言い伝えではここより西方にあった大きな御殿の一部を移築したもので、その御殿は本願寺の別邸とも、有栖川宮の別邸とも伝えられていますが、はっきりとした記録は残されていません。
ただ古い時代の建材とそれより比較的新しい建材が組み合わせられ、別の建物の一部だった時の組手の跡も見られるので、一部はどこかで別の建物として使われていたことだけは確かだと思われます。
第二次世界大戦の末、大阪の街は大空襲によって焼け野原と化してしまいました。しかし、この建物はかろうじてその災禍を逃れ、一時は病院として使われていました。
その名残のひとつが蔵の暖炉です。通常、蔵に火の気は禁物ですが、入院病棟の特別室として使われていたために暖炉が設けられたと伝えられています。
江戸から明治、大正、昭和、平成、そして令和へと命をつないできたこの建物は、それぞれの時代の息づかいを今に伝えてくれるとともに、「練」として今という時代を映し出す鏡のような存在であるのかもしれません。



アクセス
大阪市営地下鉄・鶴見緑地線「松屋町」駅 ③番出口徒歩1分
営業時間/11:00~20:00(一部店舗により異なる)
定休日/水曜日(祝日は営業)

〒542-0012 大阪市中央区谷町6-17-43
[お問合せ]078-811-4405
http://www.len21.com

 

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06-6781-2815